第 6 次 い わ き 市 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 ( 平 成 24 年 度 ∼ 平 成 26 年 度 )
目 次
第
1
章
計画策定の趣旨
... 5
1.計画策定の背景... 5
2.計画の性格・法令等の根拠... 6
3.計画期間... 6
第2章
計画策定の経緯
... 9
1.基礎調査の実施... 9
2.計画の策定方法、計画策定の経過... 10
3.市民意見の募集... 11
第3章
高齢者を取り巻く状況
...15
1.わが国の高齢者をめぐる状況... 15
2.本市高齢者の状況... 18
第4章
本市高齢者施策の状況
...39
1.前計画の進捗状況... 39
2.前計画中の介護保険サービスの需給状況... 3.地域密着型サービスの基盤整備... 44
第5章
本市高齢者の将来像
...51
1.高齢者数(第1号被保険者数)の推計... 51
2.市民が描く将来の生活・高齢期の姿... 53
第6章
今後本市が重点的に取り組むべき課題
...59
1.重点的に取り組む課題(最重点課題)... 59
2.今後本市が取り組むべき主要課題(前計画からの継続課題)... 63
第7章
基本構想
...67
1.基本理念... 67
2.基本目標及び重点施策... 68
第8章
施策の展開
...
1.基本目標1...
2.基本目標2...
3.基本目標3...
第9章
要介護認定者数と各サービスの見込み量
...
1.介護保険法定サービス等の需給量推計方法の概略...
2.要介護認定者数等の見込み...
3.介護保険法定サービスの需給見込み...
4.基盤整備目標...
5.保健福祉サービスの見込み量...
第10章
介護保険事業にかかる給付費等の見込み
...
1.推計方法...
2.介護保険事業費および地域支援事業費の見込み(給付額)...
3.第1号被保険者の保険料の推計方法...
4.第1号被保険者の保険料...
第11章
計画の推進
...79
1.計画の推進... 79
2.計画の進行管理... 79
第1章
第1章
計画策定の趣旨
1.計画策定の背景
⑴ 平成 27(2015)年の高齢者像を見据えて
国勢調査結果によれば、平成 2 2 年 1 0 月 1 日現在のわが国の高齢者(6 5 歳以上)数は、2 ,9 2 5 万人、高齢化率は 2 2 .8 % となり、人口の約 4 .3 人に 1 人が高齢者という時代になっています 。
また、平成 2 7 年には、戦後の第一次ベビーブーム世代(昭和 2 2 ∼2 4 年生まれ、いわゆる 「団塊の世代」)といわれる方々がすべて 6 5 歳以上となる節目の年であり、少子化の進展と併 せ、高齢化率が急激に増加することが予想されています。
一方、これから高齢期を迎える方々は、豊かになった経済状況のもと、多くの選択肢のある中 で生活を送られてきた世代であり、心身ともに若さと健康を保ちながら、支援される存在として ではなく、能動的に社会で活躍し続ける人も、これまでより多くなってくると想定されます。
高齢期を過ごす人たちが、元気で自立しているときも、支援や介護が必要となってからも、各々 がそれぞれの持てる力を活かしながら、安心して生活できる環境づくりを進めることが重要とな っています。
⑵ 地域包括ケアの推進に向けて
このような超高齢社会における「介護」の問題を解決するため、社会全体で高齢者を支えるし くみとして、平成 1 2 年 4 月に介護保険制度が開始されました。その後、サービス利用者、利用 量ともに増加するなど制度が着実に社会に定着してきており、居宅、施設、さらに地域密着型サ ービスの供給体制整備が段階的に進められてきました。
しかし、高齢期の生活を支えるためには、これまでの介護保険サービスだけでは十分ではあり ません。そこで、高齢者が要介護状態になっても、可能な限り住み慣れた地域において継続して 生活できるよう、「介護」「予防」「医療」「生活支援」「住まい」の 5 つのサービスを有機的かつ 一体のものとして提供していく「地域包括ケア」の考え方に基づき、行政、サービス事業者、地 域がこれまで以上に相互に連携し、取り組みを進めていくことが必要です。
⑶ 東日本大震災の発生を踏まえて
⑷ 計画策定の取組み
本市は、平成 1 2 年にいわき市高齢者保健福祉計画・いわき市介護保険事業計画を策定し、そ の後、各種制度改正に対応する形で3度の計画改定を行いながら、高齢者保健福祉の充実に向け 積極的に取り組んできました。
本計画は、本市における高齢者に関する保健福祉行政の基本的な政策目標を定めるとともに、 これまでの市の取り組みの検証や、高齢者をめぐる新たな社会動向を見極めながら抽出した様々 な課題に対し、市が取り組んでいく内容をとりまとめたものです。本計画に即し、本市に暮らす すべての高齢者が「安心して自分らしく暮らせる」よう、市が取り組む施策・事業はもとより、 市・市民・事業者等が協働した取り組みの推進に努め、さらなる高齢者保健福祉施策の充実を図 っていきます。
また、東日本大震災を踏まえ、市民の安全・安心の最大限の確保と、震災前にも増して活力に 満ち溢れた持続可能なまちの創造に向け、同年 1 2 月に策定したいわき市復興事業計画との整合 を図りながら、「被災高齢者への支援」を念頭に置いた総合的な施策の展開を目指します。
2.計画の性格・法令等の根拠
本計画は、「地方自治法」(昭和 2 2 年法律第 6 7 号)第 2 条第 4 項に規定する市町村の基本 構想(新・いわき市総合計画「ふるさと・いわき 2 1 プラン」)に即し、「老人福祉法」(昭和 3 8 年法律第 1 3 3 号)第 2 0 条の 8 に規定する「市町村老人福祉計画」及び「介護保険法」(平成 9 年法律第 1 2 3 号)第 1 1 7 条第 1 項に規定する「市町村介護保険事業計画」として、また、 「社会福祉法」(昭和 2 6 年法律第 4 5 号)第 1 0 7 条に規定する「市町村地域福祉計画」(いわ き市地域福祉計画)との調和を保つ計画として策定するものです。
3.計画期間
介護保険事業計画は、介護保険法第 1 1 7 条第 1 項により、3 年を 1 期とすることが求められ ていることから、本計画は、平成 2 4 年度∼2 6 年度の 3 年間の計画として定めることになりま す。平成 1 8 年度の国における一連の高齢者保健福祉関連諸施策の改正は、「団塊の世代」が高 齢期を迎える 2 0 1 5 年(平成 2 6 年度)を見据えた「高齢者介護のあるべき姿」を念頭に行わ れたものです。本計画においては、第 4 次計画にて設定した長期目標の最終期にあたることから、 第 5 次計画の延長線上にあるものとして位置づけられます。
図1-1 計画期間と見直しのスケジュール
平成 1 5 年度
平 成 1 6 年 度
平成 1 7 年度
平成 1 8 年度
平 成 1 9 年 度
平 成 2 0 年 度
平成 2 1 年度
平 成 2 2 年 度
平 成 2 3 年 度
平成 2 4 年度
平 成 2 5 年 度
平 成 2 6 年 度
平成 2 7 年度
平 成 2 8 年 度
平 成 2 9 年 度
見 直し
見 直し 第4 期 介護 保 険運 営 期間 第3 期 介護 保 険運 営 期間
団 塊の 世代 が高 齢 者へ 第2 期中 期 財政 運 営期 間
第2章
第2章
計画策定の経緯
1.基礎調査の実施
計画の策定にあたり、市民の実態を把握し、福祉施策等に関する意向を反映することを目的に、 以下の基礎調査を実施しました。
各調査においては、「震災の影響に伴う生活の変化」等を質問項目として追加し、震災前後の 実態把握に努めることとしました。
また、「日常生活圏域ニーズ調査」は、高齢者の状態像把握を行うことにより、日常生活圏域 毎の課題を明確化し、必要とされる支援・サービスを導き出すために実施したものです。
表2-1 基礎調査の実施概要
調査名
介 護保険 居宅サ ービス
利 用者調 査
介 護保険 居宅サ ービス
未 利用者 調査
第 1号被 保険者
( 一般高 齢者) 調査
調査対象
人数
・平成23年8月1日 時 点 に要 介 護(要支 援)認 定を受 けて
い る方
・500人
・平成23年8月1日 時 点 に要 介 護(支援 )認定 を受け てい
る 方で、 平成 23年4∼6月 に サ ー ビ ス を ご 利 用 に な ら
な かった 方
・500人
・平 成23年8月1日 現 在、い
わ き市在 住の65歳以 上の方
・1,500人
調査客体の
抽出方法
・ 無作為 抽出 ・ 無作為 抽出 ・ 無作為 抽出
調査方法
・介護 支援専 門員に よる訪 問聞
き 取り調 査
・ アンケ ート
( 郵送配 布、郵 送回収 )
・ アンケ ート
( 郵送配 布、郵 送回収 )
回収数
(回収率)
・466件 (93.2% ) ・285件 (57.0% ) ・1,000件 (66.7% )
調査期間 ・ 平成23年9月 ∼10月 ・ 平成23年9月 ∼10月 ・ 平成23年9月 ∼10月
主な
調査内容
・ 今後の 利用意 向
・ 身体の 改善状 況
・ 必要だ と思う サービ ス
等
・ サービ ス未利 用の理 由
・ 今後の 利用意 向
・ 介護予 防に関 する意 識
等
・介 護が必 要にな った場 合の利
用 意向
・ 介護予 防に関 する知 識
等
調査名
第2号被保険者調査
( 健康づ くりと 高齢者 介護に
関 する意 識調査 )
介 護支援 専門員 調査 日 常生活 圏域ニ ーズ調 査
調査対象
人数
・ 平成23年8月1日 現 在 、い わ き市在 住の40∼64歳 の方 ・1,500人
・いわ き市介 護支援 専門員 連絡
協 議会会 員
・291人
・ 平成23年8月1日 現 在 、い
わ き市在 住の65歳以上 の方
・1,500人 調査客体の
抽出方法
・ 無作為 抽出 ・ 全会員 ・ 無作為 抽出
調査方法
・ アンケ ート
( 郵送配 布、郵 送回収 )
・ アンケ ート
( 郵送配 布、郵 送回収 )
・ アンケ ート
( 郵送配 布、郵 送回収 )
回収数
(回収率)
・789件 (52.6% ) ・132件 (45.4% ) ・1,082件 (72.1% )
調査期間 ・ 平成23年9月 ∼10月 ・ 平成23年9月 ∼10月 ・ 平成23年9月 ∼10月
主な
調査内容
・介護 が必要 になっ た場合 の利
用 意向
・ 介護予 防に関 する知 識
等
・ 業務を 行う上 での課 題
・一般 高齢者 福祉事 業に対 する
評 価
等
・ 日常生 活の状 況
・ 社会参 加の意 欲
2.計画の策定方法、計画策定の経過
本計画は「いわき市介護保険条例」第2 4 条第1 項の規定に基づき、学識経験者、保健医療 関係者、福祉関係者、被保険者代表により構成される「いわき市介護保険運営協議会」において 議論・検討をいただき策定したものです。
表2-2 介護保険運営協議会スケジュール
日 時 主 要 議 題
第 1回 平 成23年5月25日
【 協議事 項】
・ 次期高 齢者保 健福祉 計画策 定に向 けたス ケジュ ールに つい て
・ 最重点 施策の 取り組 みにつ いて
・ 救急医 療情報 キット 配布事 業につ いて
第 2回 平 成23年11月2日
【 報告事 項】
・ 高齢者 等意識 調査等 の実施 につい て
【 協議事 項】
・ 最重点 施策の 取り組 みと課 題につ いて
第 3回 平 成23年11月16日
【 報告事 項】
・ 高齢者 等意識 調査の 結果に ついて
・ 本市の 高齢者 数及び 認定者 数の状 況につ いて
【 協議事 項】
・「 被 災高 齢者 の支 援」 に 関す る項 目を 次 期計 画へ 位置 づけ る こと
に ついて
第 4回 平 成23年12月14日
【 協議事 項】
・ 人口推 計につ いて
・ 要介護 ・要支 援認定 者数の 推計に ついて
・ 介護保 険運営 協議会 「中間 報告 」(案 )につ いて
平成24年 月 日 ∼ 月 日
介 護保険 運営協 議会中 間案に 対する 市民意 見募集 (パブ リッ クコメ ント) の実施
第 5回 平 成24年1月25日
【 報告事 項】
・ 市民意 見募集 手続き (パブ リック コメン ト)の 実施に つい て
【 協議事 項】
・ 計画素 案検討 につい て
第 6回 平 成24年2月8日
【 協議事 項】
・ 計画素 案検討 につい て
市 長答申 平 成24年2月 中 旬
・ 協議会 を代表 し、会 長及び 副会長 が市長 へ提言 書(計 画案) を提
計画の改定作業にあたり下部組織として計画担当課である長寿介護課職員で構成するワーキ ングチームを設置し、計画素案の検討を行いました。
表2-3 庁内下部組織の検討状況
名 称 開催回数
次 期高齢 者保健 福祉計 画策定 に係る 重点項 目検討 ワーキ ング チーム 8 回
3.市民意見の募集
本計画の策定にあたり、広く市民の皆様の意見を伺うことを目的として、いわき市ホームペー ジ・本庁、各支所情報コーナー(掲載期間平成 2 4 年 月 日∼平成 2 4 年 月 日)において、 介護保険運営協議会の協議内容を中間的にまとめた「中間案」に対する市民意見募集(パブリッ クコメント)を実施しました。
表2-4 市民意見の募集
応 募人数 意 見件数
第3章
0 20 40 60 80 100 120
昭和
45年 昭 和
50年 昭和
55年 昭 和
60年 平 成
2年 平成
7年 平 成
12年 平成
17年 平 成
22年 平成
27年 平成
32年 平成
37年 平成
42年 平 成
47年 平成
52年 平成
57年 平成
62年 平成
67年 (百万人)
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 (%)
総 人口 高齢化 率 前期高 齢者率 後 期高齢者率
実績値 推計値
第
3章
高齢者を取り巻く状況
1.わが国の高齢者をめぐる状況 ⑴ 高齢化の進展
わが国の高齢者人口は、昭和 4 5 年に高齢化社会の基準となる総人口の 7 .0 %を超え、平成 6 年には高齢社会の基準となる 1 4 .0 %を超えました。総務省「国勢調査」によれば平成 2 2 年 1 0 月 1 日現在のわが国の高齢者数は、約 2 ,9 2 5 万人、高齢化率は 2 2 .8 %となっています。 高齢者の増加は今後も続くことが見込まれており、国立社会保障・人口問題研究所によれば平 成 3 0 年には 3 ,5 0 0 万人を超えると推計されています。
一方で、総人口が減少することから、高齢化率は今後急速な上昇を続け、平成 2 5 年には、 2 5 .0 %を突破し、国民の 4 人に 1 人は高齢者という社会が到来することが見込まれています(図 3 - 1 )。
図3-1 わが国の高齢者人口と高齢化率の推移と将来予測
出 所)平 成 22 年以 前は国 勢調査 結果、
平 成 27 年以 降は国 立社会 保障・ 人口問 題研究 所
⑵ 高齢者のいる一般世帯の状況
わが国の一般世帯数は平成 2 7 年をピークに減少に転じる一方で、高齢世帯(世帯主の年齢が 6 5 歳以上である一般世帯)の総数は、平成 2 2 年の時点で約 1 6 .0 百万世帯であり、平成 2 7 年には約 1 8 .0 百万世帯、平成 4 2 年には約 1 9 .0 百万世帯へと増加すると見込まれていま す。
高齢世帯が一般世帯数全体に占める割合も、平成 2 2 年に 3 0 .8 %であったものが、その後 4 0 % 近くまで上昇することが見込まれています。
また、高齢単身世帯(世帯主が 6 5 歳以上であり、かつ、世帯主のみの世帯)は、平成 2 2 年 に約 4 .8 百万世帯であったものが、平成 4 2 年には 7 .2 百万世帯になると見込まれています。 高齢夫婦のみ世帯(*1 )は、平成 2 2 年に約 5 .4 百万世帯であったものが、平成 3 2 年には 6 .1 百万世帯になることが見込まれています(図 3 - 2 )。
図3-2 わが国の高齢者のいる世帯割合の推移と将来予測
0 10 20 30 40 50
平成 12年 平成17年 平成 22年 平成27年 平成32年 平成37年 平成42年
(百万人)
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 (%)
一般世帯 数 高齢世帯割 合 高齢夫婦の み世 帯割合 高 齢単独世帯割合
推計値 実績値
出 所)平 成 22 年以 前は国 勢調査 結果、
平 成 27 年以 降は国 立社会 保障・ 人口問 題研究 所
「 日本の 世帯数 の将来 推計( 全国推 計)(平 成 20 年 3 月 推計 )」
(*1 ):ここで言う高齢夫婦のみ世帯とは、6 5 歳以上の世帯主とその配偶者(年齢は問わない)のみで構成されている
⑶ 支援を必要とする高齢者の増加
高齢化の進展に伴い、日常生活において何らかの支援を必要とする高齢者も増加しています。 厚生労働省のまとめによれば、介護保険制度がスタートした平成 1 2 年度の 9 月末時点で約 2 .4 百万人であった要支援・要介護認定者数は、平成 2 3 年 9 月末時点では 5 .0 百万人を超える状 況となっています(図 3 - 3 )。
また、厚生労働省(高齢者介護研究会報告書「2 0 1 5 年の高齢者介護」平成 1 5 年6月)に よれば、平成 1 4 年に約 1 .5 百万人だった全国の認知症高齢者の数は平成 2 2 年の段階で約 2 .1 百万人にまで増加すると推計されています。認知症の発症率は高年齢になるほど高くなることか ら、今後も高齢化の進展に伴い認知症高齢者は増加すると予想され、平成 2 7 年には約 2 .5 百 万人、平成 4 2 年には約 3 .5 百万人になると見込まれています。
図3-3 要支援・要介護認定者数の推移(全国 各年9月末時点)
0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0
平成 12年 平成 13年 平 成14年 平 成15年 平 成16年 平 成 17年 平成 18年 平成 19年 平成 20年 平 成21年 平 成22年 平 成 23年
( 百 万人)
旧 要支 援 要支 援1 要 支援2 経 過的 要介 護 要介 護1 要 介護2 要介 護3 要介 護4 要 介護5
2.本市高齢者の状況
⑴ 高齢化の動向 ① 本市の人口推移
国勢調査によると、平成 2 2 年 1 0 月 1 日現在の本市の人口は 3 4 2 ,2 4 9 人、世帯数は 1 2 8 ,7 2 2 世帯となっています。昭和 5 0 年からの推移をみると、人口は平成 1 2 年の調査より 減少に転じましたが、近年ではその減少の度合いが大きくなっていることがわかります。世帯数 の増加は続いていますが、平成 2 2 年における世帯数は平成 1 7 年に比べて 0 .1 % の増加に留ま っています。人口が減少しているのに対し、世帯数の増減率はプラスの水準で推移していること から、世帯あたりの人員は減少傾向にあり、平成 2 2 年には 1 世帯あたり 2 .7 人となりました (表 3 - 1 )。
また、住民基本台帳によって近年の傾向を見ると、人口の減少、世帯数の増加とも続いており、 この結果、世帯あたり人員数も減少しています。平成 2 2 年から 2 3 年にかけては、東日本大震 災の影響により、人口は大きく減少し、また世帯数も減少に転じました。住民基本台帳による平 成23年 1 0 月3日現在の人口は 3 4 0 ,6 6 6 人、世帯数は 1 3 9 ,7 5 6 世帯、世帯あたり人員は 2 .4 人となっています(表 3 - 2 )。
なお、東日本大震災前後の人口の変化を月別にみると、2 0 1 1 年 3 月以降人口減少の度合い が大きくなっていることが確認できますが、時間の経過とともに、その減少度合いが小さくなっ ていることがわかります(図 3 - 4 )。
表3-1 本市の人口・世帯数と増加率(各年10月1日)
昭和 50 年 昭和 55 年 昭和 60 年 平成 2 年 平成 7 年 平成 12 年 平成 17 年 平成 22 年
総 人 口 330,213人 342,074人 350,569人 355,812人 360,598人 360,138人 354,492人 342,249人
人 口 増 加 率 0.9% 3.6% 2.5% 1.5% 1.3% -0.1% -1.6% -3.5%
総 世 帯 数 90,142世帯 97,358世帯 102,215世帯 109,291世帯 117,488世帯 123,864世帯 128,584世帯 128,722世帯
世 帯 数 増 加 率 7.8% 8.0% 5.0% 6.9% 7.5% 5.4% 3.8% 0.1%
世 帯 あ た り人 員 3.7人 3.5人 3.4人 3.3人 3.1人 2.9人 2.8人 2.7人
表3-2 本市の人口・世帯数の推移と増加率(各年10月1日※ 平成23年のみ10月3日)
平成 17 年 平成 18 年 平成 19 年 平成 20 年 平成 21 年 平成 22 年 平成 23 年
総 人 口 360,083人 358,019人 355,926人 353,527人 350,779人 348,421人 340,666人
人 口 増 加 率 -0.4% -0.6% -0.6% -0.7% -0.8% -0.7% -2.3%
世 帯 数 135,768世帯 137,028世帯 138,152世帯 139,278世帯 140,138世帯 140,930世帯 139,756世帯
世 帯 数 増 加 率 0.9% 0.9% 0.8% 0.8% 0.6% 0.6% -0.8%
世 帯 あ た り人 員 2.7人 2.6人 2.6人 2.5人 2.5人 2.5人 2.4人
出 所)い わき市 住民 基本台 帳
図3-4 東日本大震災前後の本市の人口推移(各月月初の状況)
338,000 340,000 342,000 344,000 346,000 348,000 350,000
平
成
2
2
年
1
0
月
平
成
2
2
年
1
1
月
平
成
2
2
年
1
2
月
平
成
2
3
年
1
月
平
成
2
3
年
2
月
平
成
2
3
年
3
月
平
成
2
3
年
4
月
平
成
2
3
年
5
月
平
成
2
3
年
6
月
平
成
2
3
年
7
月
平
成
2
3
年
8
月
平
成
2
3
年
9
月
平
成
2
3
年
1
0
月
(人)
② 高齢化の状況
国勢調査によると、本市の高齢化は年々進んでおり、昭和 5 0 年に 8 .3 % であった高齢化率は 平成 2 2 年 1 0 月 1 日現在では 2 5 .0 % となっています。平成 1 7 年と比較すると、高齢化率は 2 .6 % ポイント増加しています(表 3 - 3 )。
平成 1 7 年から平成 2 3 年までの各年の推移を住民基本台帳をもとに見ると、平成 2 2 年まで は、前期高齢者数は約 4 2 ,0 0 0 人とそれほど大きく変化していませんが、後期高齢者数は年々 増加しており、平成 1 7 年の 3 7 ,0 7 4 人から平成 2 2 年には 4 3 ,3 1 8 人となっています。これ らのことから、高齢者の増加は、後期高齢者の増加が主因となっていました。また、平成 2 2 年 から 2 3 年にかけては、前期高齢者数は前年比 1 ,6 7 7 人減と大きく減少しましたが、後期高齢 者数は 5 0 3 人の増となりました(表 3 - 4 )。
なお、国勢調査結果をもとに高齢化率を比較すると、本市の平成2 2 年1 0 月 1 日現在の高 齢化率(2 5 .0 % )は、全国と比較して 2 .2 % ポイント高く、福島県全体と比較して、0 .1 % ポイ ント高い水準にあります(表 3 - 5 )。
表3-3 本市の高齢化の状況(各年10月1日)
昭 和50 年 昭 和55 年 昭 和60 年 平 成 2 年 平 成 7 年 平 成12 年 平 成17 年 平 成22 年
総 人 口 330 ,21 3人 342 ,07 4人 350 ,56 9人 355 ,81 2人 360 ,59 8人 360 ,13 8人 354 ,49 2人 342 ,24 9人
65 歳 以 上 人 口 27,25 3人 33,81 7人 40,78 0人 50,26 6人 61,03 2人 70,74 5人 79,47 2人 85,51 0人
対 総 人 口 比 8.3 % 9.9 % 11.6 % 14.1 % 16.9 % 19.6 % 22.4 % 25.0 %
人 口 19,18 7人 22,70 9人 26,56 4人 31,49 7人 37,73 4人 41,06 5人 41,87 5人 41,80 2人 前 期 高 齢 者
(65 ∼ 74 歳 ) 対 総 人 口 比 5.8 % 6.6 % 7.6 % 8.9 % 10.5 % 11.4 % 11.8 % 12.2 %
人 口 8,0 66人 11,10 8人 14,21 6人 18,76 9人 23,29 8人 29,68 0人 37,59 7人 43,70 8人 後 期 高 齢 者
(75 歳 以 上 ) 対 総 人 口 比 2.4 % 3.2 % 4.1 % 5.3 % 6.5 % 8.2 % 10.6 % 12.8 %
出 所)総 務省「 国勢調 査報告 」
表3-4 本市の高齢化の状況(各年10月1日※ 平成23年のみ10月3日)
平 成17 年 平 成18 年 平 成19 年 平 成20 年 平 成21 年 平 成22 年 平 成23 年
総 人 口 360 ,08 3人 358 ,01 9人 355 ,92 6人 353 ,52 7人 350 ,77 9人 348 ,42 1人 340 ,66 6人
65 歳 以 上 人 口 78,53 4人 80,12 7人 81,82 9人 83,33 3人 84,91 1人 85,23 7人 84,06 3人
対 総 人 口 比 21.8 % 22.4 % 23.0 % 23.6 % 24.2 % 24.5 % 24.7 %
人 口 41,46 0人 41,58 6人 41,88 8人 42,14 8人 42,60 8人 41,91 9人 40,24 2人 前 期 高 齢 者
(65 ∼ 74 歳 ) 対 総 人 口 比 11.5 % 11.6 % 11.8 % 11.9 % 12.1 % 12.0 % 11.8 %
人 口 37,07 4人 38,54 1人 39,94 1人 41,18 5人 42,30 3人 43,31 8人 43,82 1人 後 期 高 齢 者
(75 歳 以 上 ) 対 総 人 口 比 10.3 % 10.8 % 11.2 % 11.6 % 12.1 % 12.4 % 12.9 %
表3-5 高齢化率の比較(平成22年10月1日)
いわき市 福島県 全国
総人口 342,249人 2,029,064人 128,057千人
高齢者数(65 歳以上人口) 85,510人 504,451人 29,246千人
高齢化率 25.0% 24.9% 22.8%
出 所)総 務省「 国勢調 査報告 」
高齢化の状況は、地区によっても大きく異なっています。平成 2 2 年までの状況をみると、平 成 2 2 年 1 0 月 1 日現在、高齢化率が最も低いのは平地区で 2 2 .2 %であるのに対し、田人地区 では 3 7 .9 % 、川前地区では 3 7 .6 % と高いことがわかります。また、高齢化率が高い地区は後 期高齢者の割合が高いことも把握することができます。さらに、5 年前の平成 1 7 年 1 0 月 1 日の状況と比較すると、全ての地区で高齢化率が上昇していること、また、そのなかでも特に勿 来地区や田人地区で上昇の度合いが大きく、遠野地区では比較的上昇の度合いが小さいことがわ かります(表 3 - 6 )。
平成 2 2 年から 2 3 年の 1 年間の変化をみると、川前地区において高齢化率が 0 .9 % ポイント 減少し、一方久之浜・大久地区では 0 .8 % ポイント上昇しています。また、前期、後期高齢者別 にみると、田人地区、川前地区では、前期高齢者対人口比が減少し、後期高齢者の対人口比が増 加していることがわかります(表 3 - 7 )。
表3-6 地区別の高齢化の状況(平成22年10月1日)
地 区 名 総 人 口
65 歳 以 上 人
口
高 齢 化 率
前 期
高 齢 者 数
前 期
高 齢 者
対 人 口 比
後 期
高 齢 者 数
後 期
高 齢 者
対 人 口 比
平 成 1 7 年 時
点 の
高 齢 化 率
5 年 間 の 高
齢 化 率 の 増
減
(ポ イント)
平 97,584人 21,645人 22.2% 10,954人 11.2% 10,691人 11.0% 19.4% 2.8%
小 名 浜 79,129人 17,810人 22.5% 9,195人 11.6% 8,615人 10.9% 20.0% 2.5%
勿 来 52,017人 13,381人 25.7% 6,920人 13.3% 6,461人 12.4% 22.0% 3.7%
常 磐 35,944人 9,290人 25.8% 4,421人 12.3% 4,869人 13.5% 23.4% 2.4%
内 郷 27,494人 7,011人 25.5% 3,351人 12.2% 3,660人 13.3% 22.9% 2.6%
四 倉 15,525人 4,610人 29.7% 2,084人 13.4% 2,526人 16.3% 27.0% 2.7%
遠 野 6,334人 1,859人 29.3% 742人 11.7% 1,117人 17.6% 28.2% 1.1%
小 川 7,506人 2,121人 28.3% 934人 12.4% 1,187人 15.8% 26.2% 2.1%
好 間 13,560人 3,189人 23.5% 1,533人 11.3% 1,656人 12.2% 21.5% 2.1%
三 和 3,689人 1,234人 33.5% 501人 13.6% 733人 19.9% 30.9% 2.5%
田 人 2,125人 806人 37.9% 334人 15.7% 472人 22.2% 34.6% 3.3%
川 前 1,455人 547人 37.6% 200人 13.7% 347人 23.8% 34.9% 2.7%
久 之 浜 ・大 久 6,059人 1,734人 28.6% 750人 12.4% 984人 16.2% 26.4% 2.2%
全 市 348,421人 85,237人 24.5% 41,919人 12.0% 43,318人 12.4% 21.8% 2.7%
表3-7 地区別の高齢化の状況(平成23年10月3日)
地 区 名 総 人 口
65 歳 以 上 人
口
高 齢 化 率
1 年 間 の 高
齢 化 率 の 増
減
(ポ イント)
前 期
高 齢 者
対 人 口 比
1 年 間 の
前 期 高 齢 者
対 人 口 比 の
増 減 (ポ イン
ト)
後 期
高 齢 者
対 人 口 比
1 年 間 の 後
期 高 齢 者 対
人 口 比 の 増
減
(ポ イント)
平 94,708人 21,421人 22.6% 0.4% 11.2% 0.0% 11.4% 0.5%
小 名 浜 78,126人 17,688人 22.6% 0.1% 11.3% -0.3% 11.3% 0.5%
勿 来 51,210人 13,240人 25.9% 0.1% 13.0% -0.3% 12.9% 0.5%
常 磐 35,333人 9,178人 26.0% 0.1% 12.0% -0.3% 14.0% 0.4%
内 郷 26,926人 6,872人 25.5% 0.0% 12.0% -0.2% 13.6% 0.2%
四 倉 14,821人 4,423人 29.8% 0.1% 13.2% -0.2% 16.6% 0.4%
遠 野 6,233人 1,837人 29.5% 0.1% 12.0% 0.3% 17.5% -0.1%
小 川 7,343人 2,081人 28.3% 0.1% 12.0% -0.4% 16.3% 0.5%
好 間 13,307人 3,173人 23.8% 0.3% 11.1% -0.2% 12.7% 0.5%
三 和 3,639人 1,223人 33.6% 0.2% 13.1% -0.5% 20.6% 0.7%
田 人 2,056人 778人 37.8% -0.1% 14.3% -1.5% 23.6% 1.4%
川 前 1,415人 519人 36.7% -0.9% 11.9% -1.9% 24.8% 1.0%
久 之 浜 ・大 久 5,549人 1,630人 29.4% 0.8% 12.6% 0.2% 16.8% 0.6%
全 市 340,666人 84,063人 24.7% 0.2% 11.8% -0.2% 12.9% 0.4%
⑵ 高齢者のいる世帯の状況 ① 世帯構成の状況
平成 2 2 年 1 0 月 1 日現在、本市において高齢者のいる世帯数は、5 6 ,5 6 3 世帯と全世帯の 4 3 .9 % を占めています。また、そのうち、高齢単身世帯は 1 2 ,2 7 2 世帯、高齢夫婦世帯(夫ま たは妻もしくは両方が 6 5 歳以上の高齢者である世帯)は 1 4 ,3 6 8 世帯となっています(表 3 - 8 )。
さらに、平成 2 2 年度の各年齢階層(5 歳階級)別高齢者人口に占める高齢単身世帯の割合を 見ると、「8 0 ∼8 4 歳」で最も高く 1 6 .9 % 、次いで「7 5 ∼7 9 歳」の 1 6 .0 % となっています。
なお、平成1 7 年から 2 2 年までの 5 年間で、高齢単身世帯数ならびに人口に占める高齢単 身世帯の割合は、「7 0 ∼7 4 歳」の層を除き上昇しています。人口に占める単身世帯の割合は、 「6 5 ∼6 9 歳」で 1 .1 % ポイント、「7 5 ∼7 9 歳」で 0 .9 % ポイント、「8 0 ∼8 4 歳」で 1 .0 % ポイント、「8 5 歳以上」で 1 .5 %ポイント上昇となっています(表 3 - 9 )。
表3-8 本市の高齢者のいる世帯の状況(各年10月1日現在)
平成 12 年 平成 17 年 平成 22 年
総世帯数 123,864 128,584 128,722
高齢者のいる世帯数 48,111 53,533 56,563
高齢単身世帯数 8,081 10,717 12,272
高齢夫婦のみの世帯数 11,383 13,194 14,368
総世帯( 率) 100.0% 100.0% 100.0%
高齢者のいる世帯数 38.8% 41.6% 43.9%
高齢単身世帯数 6.5% 8.3% 9.5%
高齢夫婦のみの世帯数 9.2% 10.3% 11.2%
出 所)総 務省「 国勢調 査報告 」
表3-9 年齢別高齢者人口に占める単身世帯の割合の変化
平成 17 年 平成 22 年
単身世帯数 単身世帯数
人口
比率
人口
比率
人口
伸び率
単身世帯
伸び率
65∼69 歳 21,540 2,455 11.4% 22,071 2,754 12.5% 2.5% 12.2%
70∼74 歳 20,335 2,760 13.6% 19,731 2,673 13.5% -3.0% -3.2%
75∼79 歳 17,096 2,579 15.1% 17,813 2,845 16.0% 4.2% 10.3%
80∼84 歳 11,596 1,839 15.9% 13,825 2,342 16.9% 19.2% 27.4%
85 歳以上 8,905 1,084 12.2% 12,070 1,658 13.7% 35.5% 53.0%
② 住居の状況
平成2 2 年の、本市における高齢者のいる世帯の状況を見ると、「持ち家」に住んでいる世帯 が 8 6 .3 % 、「民間の借家」に住んでいる世帯が 7 .8 % 、「公営・公団・公社の借家」に住んでい る世帯が 4 .9 % 等となっています。全国と比較すると、持ち家の割合が高く、借家の割合が低い ことがわかります(表 3 - 1 0 )。
表3-10 高齢者のいる世帯の住宅の状況(平成22年)
本市 全国
世帯数 構成比 世帯数 構成比
高齢者のいる一般世帯 56,563世帯 100.0% 19,338千世帯 100.0%
住宅に住む一般世帯 56,415世帯 99.7% 19,289千世帯 99.8%
持ち家 48,795世帯 86.3% 15,917千世帯 82.3%
公営・公団・公社の借家 2,795世帯 4.9% 1,252千世帯 6.5%
民営の借家 4,387世帯 7.8% 1,939千世帯 10.0%
給与住宅 126世帯 0.2% 55千世帯 0.3%
間借 312世帯 0.6% 126千世帯 0.7%
住宅以外に住む一般世帯 148世帯 0.3% 48千世帯 0.2%
⑶ 支援を要する高齢者の状況
① 要介護・要支援認定者数の推移
本市の要介護・要支援認定者数は、平成 2 3 年 1 0 月(9 月末)の時点では 1 5 ,5 4 5 人とな っており、増加傾向で推移しています(図 3 - 5 )。
なお、震災後は、認定審査会の開催が困難であったことなどから認定者数は一時的に減少しま したが、1 0 月時点ではほぼ震災前の状態に近づいていることがわかります(図 3 - 6 )。
図3-5 要介護・要支援認定者数の推移(各年10月(9月末)時点)
13, 930 14, 019 14, 433 14, 762 15, 753 15, 392 12, 500 13, 000 13, 500 14, 000 14, 500 15, 000 15, 500 16, 000
平成 18年 平 成 19年 平 成20年 平成 21年 平 成 22年 平 成23年
(人)
出 所)国 保連合 会業務 統計表 (確定 給付統 計)
図3-6 東日本大震災前後の要介護・要支援認定者数の推移(各月前月末の状況)
14,400 14,600 14,800 15,000 15,200 15,400 15,600 15,800 16,000
平
成
2
2
年
1
0
月
平
成
2
2
年
1
1
月
平
成
2
2
年
1
2
月
平
成
2
3
年
1
月
平
成
2
3
年
2
月
平
成
2
3
年
3
月
平
成
2
3
年
4
月
平
成
2
3
年
5
月
平
成
2
3
年
6
月
平
成
2
3
年
7
月
平
成
2
3
年
8
月
平
成
2
3
年
9
月
平
成
2
3
年
1
0
月
( 人)
また、年齢別に要介護・要支援認定者数を見ると、後期高齢者において認定者数が増加傾向に あり、平成 2 3 年 1 0 月(9 月末)の時点では後期高齢者が全体の 8 4 .8 % を占めています(図 3 - 7 )。なお、要介護度別の構成比をみると、近年では、要介護 1 ∼2 の割合が増加しているこ とがわかります(図 3 - 8 )。
図3-7 年齢別要介護・要支援認定者数推移
518
2, 021 1, 974 1, 974 1, 923 1, 963 1, 859
541 526
515 507
512
11, 391 11, 533 11, 952 12, 324 12, 903 13, 353
81. 8% 82. 3% 82. 8% 83. 5% 83. 8% 84. 8% 0 2, 000 4, 000 6, 000 8, 000 10, 000 12, 000 14, 000 16, 000
平成 18年 平 成19年 平 成 20年 平成 21年 平 成22年 平成 23年
(人)
78. 0% 79. 0% 80. 0% 81. 0% 82. 0% 83. 0% 84. 0% 85. 0% 86. 0%
第 2号 被 保険 者 前期 高 齢者
後 期高 齢 者 後期 高 齢者 の 占め る 割合 ( 右軸 )
出 所)国 保連合 会業務 統計表 (確定 給付統 計)
図3-8 要介護度別の構成比
3. 7%
5. 2%
7. 5% 7. 6% 8. 2% 8. 8% 7. 9%
10. 1% 14. 6% 14. 5% 13. 6% 12. 8% 13. 3%
22. 0%
14. 2% 13. 7% 14. 3% 15. 1% 15. 8%
16. 9%
18. 1% 17. 5% 17. 3% 16. 8% 18. 2%
15. 8%
17. 2% 17. 7% 17. 4% 17. 0%
16. 6%
14. 1%
15. 1% 15. 4% 15. 6%
15. 0% 14. 2%
12. 1% 13. 3% 13. 7% 13. 7% 14. 5% 13. 9%
② 要介護・要支援認定者数の認定率
1 号被保険者の認定率を見ると、平成 2 2 年、平成 2 3 年と増加傾向にあり、平成 2 3 年 1 0 月(9 月末)の認定率は 1 8 .1 % となっています(図 3 - 9 )。
また、要介護・要支援認定率の推移を前期高齢者・後期高齢者別に見ると、後期高齢者におい て認定率が上昇していることがわかります(図 3 - 1 0 )。
図3-9 要介護・要支援認定者の認定率
18. 1% 17. 4% 16. 8% 16. 7% 16. 5% 16. 7% 15. 5% 16. 0% 16. 5% 17. 0% 17. 5% 18. 0% 18. 5%
平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年
出 所)国 保連合 会業務 統計表 (確定 給付統 計)、いわ き市 住民基 本台帳
図3-10 前期高齢者・後期高齢者別、要介護・要支援認定者の認定率
4. 9% 4. 7% 4. 7% 4. 5% 4. 7% 4. 6% 30. 5% 29. 8% 29. 1% 29. 0% 28. 9% 29. 6% 4. 3% 4. 5% 4. 7% 4. 9% 5. 1% 5. 3% 5. 5%
平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年
26. 0% 27. 0% 28. 0% 29. 0% 30. 0% 31. 0% 32. 0%
前期高齢者認定率( 左軸) 後期高齢者認定率( 右軸)
⑷ 要介護・要支援認定者の生活・意識等の状況
介護サービス利用者の実態把握を目的に、平成 2 3 年度に実施した介護保険サービス利用者調 査から、在宅要介護者の状況を整理しました。
① 東日本大震災前後の生活状況について
現在の居住形態は、「持ち家(戸建て)」が 8 0 .0 % と最も多く、次いで「賃貸住宅」が 1 1 .4 % となっています(図 3 - 1 1 )。東日本大震災の影響について見ると、住んでいる場所が「震災以 前と同じ」との回答は 9 0 .1 % となっていますが、「被災等の理由により転居した」が 5 .8 % 、「一 時的に転居した」が 3 .0 % と、約 1 割の方が何かしらの理由で転居したことがわかります(図 3 - 1 2 )。なお、現在同居されている家族については、「本人(夫婦)と、子(夫婦)」が 3 5 .2 % と最も多く、次いで「ひとり暮らし」が 2 2 .3 % 、「夫婦ふたり暮らし」が 1 7 .4 % となっていま す(図 3 - 1 3 )。
また、震災前後で利用している介護保険サービスの種類、または量が変化したかについてみる と、種類・量ともに、「変わらない」との回答が最も多くなっていますが、「減った」との回答に 比べ「増えた」との回答が多くなっていることがわかります(図 3 - 1 4 )。
図3-11 現在のお住まい(サービス利用者、n=466、単数回答)
持ち家(戸建て)
80.0% その他
8.2% 賃貸住宅
11.4%
持ち家(マンション
などの集合住宅)
0.4%
出 所)「平 成23年 度介護 保険居 宅サー ビス利 用者調 査」
図3-12 震災による転居等の有無(サービス利用者、n=466、単数回答)
被災等の理由によ
り転居した
5.8%
一時的に転居した
3.0%
無回答
図3-13 現在の同居家族(サービス利用者、n=466、単数回答)
ひとり暮らし
22.3%
夫婦ふたり暮らし
17.4%
本人(夫 婦)と、子
(夫婦)
35.2% 3世代以上(親・本
人・子など)
16.1%
その他
7.5%
無回 答
1.1%
親(夫婦)と、本人
(夫婦)
0.4%
出 所)「平 成23年 度介護 保険居 宅サー ビス利 用者調 査」
図3-14 震災前後で利用しているサービスの種類や量の変化(サービス利用者、n=466、単数回答)
13.1%
16.5%
81.3%
71.0% 4.3%
2.6%
8.2% 3.0%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
種 類 について
量 について
増 えた 変わ らない 減った 無 回答
出 所)「平 成23年 度介護 保険居 宅サー ビス利 用者調 査」
② 普段の生活について
近所や地域の方との付き合いの程度についてたずねたところ、「よく立ち話をしたり、日常的 に付き合いがある方だ」が 3 1 .5 % 、「あいさつ程度はするが、あまり付き合いは深くない方だ」 が 3 9 .3 % 、「近所や地域との付き合いは、ほとんどない」が 2 7 .0 % となっており、日常的な付 き合いがある方は 3 割程度となっています(図 3 - 1 5 )。
外出頻度について見ると、「2 ∼3 日に 1 回程度、外出する」が 4 7 .2 % と最も多く、次いで「1 週間に 1 回程度、外出する」が 1 6 .5 % となっています。なお、「ほとんど外出はしない」は 1 2 .7 % 、 一方で「毎日外出する」が 1 2 .9 % と、同程度となっています(図 3 - 1 6 )。
図3-15 近所や地域の方との付き合い(サービス利用者、n=466、単数回答)
よく立ち話をしたり、
日 常的に付き合 い
がある方だ
31.5% 無回答
2.1%
あいさつ程度はす
るが 、あまり付き合
いは深くない方だ
39.3%
近所や地域 との付
き合 いは、ほとんど
ない
27.0%
出 所)「平 成23年 度介護 保険居 宅サー ビス利 用者調 査」
図3-16 外出の頻度(サービス利用者、n=466、単数回答)
2∼ 3日に1回程
度、外出する
47.2%
ほとんど外出はし
ない
12.7% 無回答
1.3% 月に1回程度、外
出する
9.4%
1週間に1回程度、
外出する
16.5%
毎日外出する
12.9%
出 所)「平 成23年 度介護 保険居 宅サー ビス利 用者調 査」
図3-17 物忘れなどについて(サービス利用者、n=466、単数回答)
物忘れなどはない
30.0%
認知症の症状があ 認知 症ではないが、
無回答
0.9% 認 知症の症状があ
り、日常 生活に支
障が出ている
③ 介護の状況について
介護を受けているご本人と、中心となって介護をしている方との関係をたずねたところ、「子」 との回答が 4 0 .3 % と最も多く、次いで「配偶者」が 2 2 .7 % となっています(図 3 - 1 8 )。
中心となって介護をしている方の年齢をたずねたところ、「5 0 歳代」が 3 1 .3 % と最も多く、 次いで「6 0 歳代」が 2 1 .7 % となっています。また、「7 0 歳代」が 1 3 .9 % 、「8 0 歳以上」が 8 .6 % と、高齢の方が介護を担っている割合も比較的高いことがわかります(図 3 - 1 9 )。
また、介護保険サービス等を利用した効果についてたずねたところ、「家族以外の人と触れ合 う機会が増え、生活に張りや楽しみができた」との回答が 5 9 .9 % 、「心身の状態がよくなった」 が 5 9 .7 % 、「介護する家族の負担が減った」が 5 1 .7 % となっており、「特に効果はない」との 回答は 4 .1 % でした(図 3 - 2 0 )。
図3-18 中心となって介護している方(サービス利用者、n=466、単数回答)
配偶者
22.7%
子
40.3% 子の配偶者
15.7% その他の親族
4.7%
その他
8.8%
無回答
7.7%
出 所)「平 成23年 度介護 保険居 宅サー ビス利 用者調 査」
図3-19 中心となって介護している方の年齢(サービス利用者、n=466、単数回答)
50歳代
31.3%
60歳代
21.7% 70歳代
13.9% 80歳以上
8.6%
40歳代
10.5% 無回答
10.9%
30歳未 満
0.9%
30歳代
2.1%
図3-20 介護保険サービスを利用した効果等(サービス利用者、n=466、複数回答)
59.9%
59.7%
51.7%
4.1%
2.4%
1.5%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0%
家族以外の人とふれあう機会が増え、
生活に張りや楽しみができた
心身の状態が良くなった
介護する家族の負担が減った
特に効果はない
その他
無回答
⑸ 一般高齢者等の生活・意識等の状況
要介護認定を受けていない高齢者の実態把握を目的に、平成 2 3 年度に実施した一般高齢者実 態調査から、高齢者の状況を整理しました。
① 東日本大震災前後の生活状況について
現在の居住形態は、「持ち家(戸建て)」が 8 4 .8 % と最も多く、次いで「賃貸住宅」が 1 1 .6 % となっています(図 3 - 2 1 )。
東日本大震災の影響について見ると、住んでいる場所が「震災以前と同じ」との回答は 9 1 .8 % となっていますが、「被災等の理由により転居した」が 2 .5 % 、「一時的に転居した」が 2 .5 % と、 全体の 5 % の方が何かしらの理由で転居したことがわかります(図 3 - 2 2 )。
現在同居されている家族については、「夫婦ふたり暮らし」が 3 4 .3 % と最も多くなっており、 「ひとり暮らし」(1 5 .3 % )と合わせると約半数を占めることがわかります(図 3 - 2 3 )。
図3-21 現在のお住まい(一般高齢者、n=958、単数回答)
持ち家(戸建て)
84.8% 無回 答
1.3% 持ち家(マンション
などの集合住 宅)
0.8%
賃貸住宅
11.6%
その他
1.6%
出 所)「平 成23年 度一般 高齢者 調査」
図3-22 震災による転居等の有無(一般高齢者、n=958、単数回答)
震災以 前と同じ
91.8% 被災等の理由によ
り転居した
2.5%
一時的に転 居した
2.5%
無 回答
3.2%
図3-23 現在の同居家族(一般高齢者、n=958、単数回答)
ひとり暮らし
15.3%
夫 婦ふたり暮らし
34.3% 本人(夫婦)と、子
(夫婦)
32.5%
3世 代以上(親・本
人・子など)
10.1%
その他
4.3%
無回答
2.4%
親(夫婦)と、本人
(夫 婦)
1.0%
出 所)「平 成23年 度一般 高齢者 調査」
② 普段の生活について
近所や地域の方との付き合いの程度についてたずねたところ、「よく立ち話をしたり、日常的 に付き合いがある方だ」が5 8 .4 % と最も多く、約 6 割を占めています。「あいさつ程度はする が、あまり付き合いは深くない方だ」は 3 4 .2 % 、「近所や地域との付き合いは、ほとんどない」 は 2 .7 % でした(図 3 - 2 4 )。
外出頻度について見ると、「毎日外出する」が 4 9 .0 % と最も多くなっており、次いで「2 ∼3 日に1 回程度、外出する」が 3 0 .8 % となっています(図3 - 2 5 )。なお、地域活動への参加状 況についてたずねたところ、「参加している」は 3 4 .3 % 、「あまり参加していない」が 1 9 .4 % 、 「参加していない」は 4 2 .5 % となっています(図 3 - 2 6 )。
図3-24 近所や地域の方との付き合い(一般高齢者、n=958、単数回答)
よく立ち話 をしたり、
日常的に付き合い
がある方だ
58.4% 無回答
4.7%
ご近所や地域との
付 き合いは、ほとん
どない
2.7%
あいさつ程度はす
るが、あまり付き合
いは深くない方だ
34.2%
図3-25 外出の頻度(一般高齢者、n=958、単数回答)
毎日外出する
49.0% 無回答
2.4%
2∼3日に1回程
度、外 出する
30.8%
ほとんど外出はし
ない
2.7% 月に1回程度、外
出する
2.8%
1週間に1回程度、
外出する
12.3%
出 所)「平 成23年 度一般 高齢者 調査」
図3-26 地域活動への参加状況(一般高齢者、n=958、単数回答)
参 加している
34.3% 無回答
3.8%
あまり参加していな
い
19.4% 参加していない
42.5%
出 所)「平 成23年 度一般 高齢者 調査」
③ 介護予防・健康づくり
平成 2 2 年の 1 年間に健康診断を受けたがどうかたずねたところ、「市の検診を受けた(人間 ドックを含む)」との回答が 4 7 .2 % と最も多くなっていましたが、一方で、「検診を受けていな い」との回答も 4 2 .0 % となっていました(図 3 - 2 7 )。
また、今後の健康診断等の受診意向についてたずねたところ、「定期的に受け続ける」が 6 7 .8 % と最も多くみられましたが、約 1 割の方は「あまり受けるつもりはない」との回答でした(図 3 - 2 8 )。
図3-27 健康診断の受診状況(一般高齢者、n=958、単数回答)
市の健診を受けた
(人間ドックを含む)
47.2% 健診を受けていな
い
42.0%
無回答
4.0%
職場の健診を受け
た(人間ドック、家
族健診を含む)
6.9%
出 所)「平 成23年 度一般 高齢者 調査」
図3-28 今後の健康診断の受診意向(一般高齢者、n=958、単数回答)
あまり受けるつもり
は ない
9.3%
無回 答
4.5%
定期的に受け続け
る
67.8%
気が向いたら受け
る
18.4%
出 所)「平 成23年 度一般 高齢者 調査」
図3-29 健康のために留意していること(一般高齢者、n=958、3つまで回答)
52.5% 49.4% 35.6% 28.6% 25.9% 24.3% 23.4% 16.8% 7.5% 6.7%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0%
運動をする
バランスの良い食事
休養、睡眠
定期的に健診を受ける
ストレスをためない
生きがい、やりがいを持つ
適正な体重維持や、太りすぎない
人との交流
歯や口内の健康
第4章
第4章
本市高齢者施策の状況
本章では、前計画(計画期間:平成 2 1 年度から平成 2 3 年度)において推進した各施策や5 つの最重点施策の実施状況、介護保険サービスの需給状況などを示します。
1.前計画の進捗状況
⑴ 基本目標1:高齢者ひとりひとりが安心して自分らしく暮らせるためのサービス基盤整備 (高齢者の生活ニーズに即したサービス体系の構築)
本目標においては、介護保険をはじめとしたサービスのほか、一般高齢者施策や特定高齢者施 策を実施することにより、加齢に伴う心身機能の低下が見られる方であっても、住み慣れた地域 で自分らしく暮らせるための施策を展開してきました。
表 4- 1 前期計画期間中の主な一般高齢者施策の実施状況
平 成 21 年度 平 成 22 年度 平 成 23 年度 (見込 )
緊 急通報 システ ムの整 備
( 年度末 設置台 数)
1, 143 台 1, 142 台 1, 142 台
配 食サー ビス事 業
( 年度末 利用者 数)
1, 172 人 1, 243 人 1, 352 人
生 活管理 指導短 期宿泊 事業
( 利用日 数)
85 日 96 日 101 日
寝 具乾燥 消毒サ ービス 事業
( 利用者 数)
42 人 35 人 28 人
要 介護老 人介護 手当の 支給
( 年度末 利用者 数)
896 人 886 人 806 人
家 族介護 用品給 付事業
( 年度末 利用者 数)
183 人 194 人 199 人
出所)長寿介護課資料
表 4- 2 前期計画期間中の主な特定高齢者施策の実施状況
平 成 21 年度 平 成 22 年度 平 成 23 年度 (見込 )
特 定高齢 者数
( 年度末 決定者 数)
4, 176 人 4, 597 人 1, 240 人
運 動器の 機能向 上事業
( 利用者 数)
332 人 324 人 198 人
栄 養改善 事業
( 利用者 数)
192 人 211 人 94 人
特に、最重点施策Ⅰ「住民参加型の介護予防施策の推進」として、「シルバーリハビリ体操」 の普及を図ることにより、介護予防に関する自主的な活動が広く実施され、高齢者が積極的にこ の活動に参加し、介護予防に向けた取組みを実施する地域社会の構築を目指してきました。
表4-3 最重点施策Ⅰ「住民参加型の介護予防施策の推進」に関して実施した事業の状況
実 施事業 内 容
体 育指導 士の養 成 イ ンス トラク ターと して の役割 を担う 常勤 職員1 名と、 その 補助業 務を担
う 非常 勤職員 1名を 採用 し、茨 城県が 実施 する「 シルバ ーリ ハビリ 体操指 導
士 3級養 成講習 会」に 派遣
市 民ボラ ンティ アの養 成 体 操指 導士を 補助す る市 民ボラ ンティ ア6 名を本 市独自 の養 成講座 におい
て 養成
3 級 指導士 の養成 地 域活 動の実 践者と して 、介護 予防の 普及 啓発活 動に取 り組 む3級 指導士
30 名を 本市独 自の3 級指導 士養成 講座に おいて 養成
モ デル事 業の実 施 「 いき いきデ イクラ ブ事 業」等 の既存 事業 や、地 域の自 主グ ループ の活動
の 中で 養成し た指導 士が 体操指 導を行 い、 市民へ のPR を兼 ねた試 行的な 活
動 に関し 平 成 23 年 12 月 末現在 で 計 444 回 、延 べ 6, 876 名が 参加。 また、 モ
デ ル事業 として 、体 操指導 士によ るシル バーリ ハビリ 体操教 室( 全 5 コ ース )
を 実施 し、マ ニュア ル中 の体力 評価を 活用 して、 運動器 機能 の維持 ・向上 、
日 常生活 動作の 改善等 の点に ついて 、体操 の効果 等の検 証を 実施
出所)長寿介護課資料
⑵ 基本目標2:高齢者ひとりひとりが安心して自分らしく暮らせるためのまちづくり (地域保健・地域福祉の確立)
本目標においては、地域包括支援センターや地区保健福祉センターの活動を通じて、地域が主 体となって課題の抽出やその解決策を検討するといった施策を展開するとともに、医療・保健 ・ 福祉・介護等の関係機関が協働し、地域におけるあらゆる社会資源を活用することにより、ます ます進行する社会の高齢化に対応可能な、地域における包括ケアシステムの構築に努めてきまし た。
表4-4 介護予防事業の実施状況
出所)長寿介護課資料
また、最重点施策Ⅲ「地域見守りネットワークの構築」として、地域住民と保健福祉関係機関 (行政、地域包括支援センター、社会福祉協議会など)が協働した、高齢者の見守り体制の構築 を図るため、趣旨に賛同し登録していただいた「見守り協力員」による地域内での高齢者への声 かけ活動を市内各地で展開してきました。現在は4箇所のモデル地区において、地域住民による 「高齢者見守り隊」が結成され、自主的な見守り活動を行っています。
表4-5 「高齢者見守り隊」に関するモデル事業一覧
活動地区 活動開始
(結団式) 隊員数 主な活動
平
下平窪地区
H21.9.9 73名
・ 一人暮 らし等 高齢者 宅をグ ループ 単位で 訪問
・ 意見交 換会
・ 会報を 作成し 、配布 しなが ら高齢 者宅を 訪問
・ 子供た ちが書 いた絵 手紙を 高齢者 宅へ配 布
内郷
宮一区
H21.9.17 35名
・ 意見交 換会
・ 隊長 及び 包括 職員と で一 人暮 らし 等高齢 者宅 の訪 問
活 動を 実施 (火 災警報 器設 置及 び災 害時 要援護 高齢
者 登録状 況の確 認作業 )
・ 防災士 を講師 に招き 、防災 につい て研修 を実施
四倉
新町地区
H23.1.26 29名
・ 回覧板 を利用 した地 区内へ のPR
・ 認知症 サポー ター養 成講座 受講
常磐
釜ノ前地区
H23.5.22 56名
・ グルー プ編成 し、見 守り活 動を実 施
平
中平窪地区
H24.1.27 26名
・ グルー プ編成 し、見 守り活 動を開 始予定
出所)長寿介護課資料
さらに、最重点施策Ⅳ「認知症高齢者対策の推進」として、認知症に関する正しい知識を得る ことにより、認知症予防への取り組みや、早期発見・早期対応が促進されることから、老若男女 を問わず、幅広く認知症に関する知識・支援制度の普及啓発に努めてきました。また、地域の中 で認知症高齢者やその家族を支援する「認知症サポーター」や認知症予防活動を支援する「認知 症予防ファシリテーター」について、養成を行ってきました。
区 分 平 成 21 年度 平 成 22 年度 平 成 23 年度 (見込)
特 定高齢 者候補 者数 4,313人 3,643人
特 定高齢 者候補 者数/ 高齢者 数 5.06% 4.31%
特 定高齢 者数 4,176人 4,597人 1,240人
特 定高齢 者数/ 高齢者 数 4.90% 5.44% 1.47%
表4-6 最重点施策Ⅳ「認知症高齢者対策」に関して実施した事業の状況
実施事業 内容
認 知症予 防に関 する知 識の普 及啓発 を目的 とし市 民向け の講 演会を 開催
認 知症 高齢者 を支 える ために は、 地域住 民を 含め た多く の方 に認知 症に
関 する 理解を 深め ても らい、 総合 的なケ ア体 制を構 築す る必 要があ るため
パ ンフレ ット配 布を実 施 認 知症に 対する 正しい 知識の
普 及啓発
各 地区 保健福 祉セ ンタ ーの保 健師 が実施 して いる 健康教 育・ 健康相 談の
中 で、介 護予防 普及啓 発事業 、地域 介護予 防活動 支援事 業を 実施
本 人や 家族か らの 相談 、医療 ・保 健・福 祉関 係者 との連 携、 健診等 あら
ゆ る機 会を通 じて 、認 知症の 可能 性のあ る高 齢者の 早期 発見 のしく みづく
り に関す る事業 を実施 認 知症の 早期発 見体制 の確立
地 域包 括支援 セン ター を認知 症に 関する 相談 窓口 の中核 とし て位置 づけ
て おり、 市民か らみて 分かり やすい 相談体 制の確 立を図 って いる
高 齢者 が脳の 働き を活 性化す るプ ログラ ムを 実施 し、自 ら認 知症予 防の
活 動に取 り組む ことを 目指し 、65歳以上 の方 6∼ 8 名 のグル ープで 、支援
者 (認 知症予 防フ ァシ リテー ター )より 脳の 認知機 能を 鍛え 、認知 症の発
症 遅延に 有効な プログ ラムを 週1回 実施
ま た、 これら のグ ルー プが自 主的 に活動 を推 進し ていけ るよ う支援 する
こ とを 目指し 、認 知症 予防の 取り 組みに 関わ る人材 「認 知症 予防フ ァシリ
テ ーター 」の育 成・確 保を行 ってい る 認 知症予 防事業 の実施
地 域住 民が認 知症 につ いての 正し い知識 を学 び、 身近に いる 認知症 の人
や その家 族の良 き理解 者とな る認知 症サポ ーター を養成
出所)長寿介護課資料
表 4- 7 前期計画期間中の主な認知症高齢者施策の実施状況
平 成 21 年度 平 成 22 年度 平 成 23 年度 (見込 )
認 知症サ ポータ ー養成 講座
( 開催回 数)
26 回 42 回 20 回
認 知症サ ポータ ー養成 数
( 年間養 成人数 )
799 人 852 人 390 人
認 知症講 演会開 催数
( 開催数 )
1 回 1 回 0 回
⑶ 基本目標3:高齢者ひとりひとりが安心して自分らしく暮らせるためのしくみづくり (高齢者を社会全体で支えるしくみづくり)
本目標においては、地域包括支援センターが中心となった高齢者の総合相談機能の充実や、成 年後見制度をはじめとした高齢者の権利擁護に関する施策を展開してきました。
特に、最重点施策Ⅴ「高齢者権利擁護対策の推進」として、成年後見制度に関するパンフレッ トの配布を引き続き実施し、講演会や勉強会等の開催など、様々な機会を捉えて制度の普及啓発 に努めてきました。また、法律・医療・福祉・介護などの各専門機関のネットワークを構築し、 本市における成年後見制度についての現状把握と課題分析を行う機関として、「市成年後見制度 利用支援ネットワーク運営委員会」を設置・運営してきました。
表4-8 最重点施策Ⅴ「高齢者権利擁護対策の推進」に関して実施した事業の状況
実施事業 内容
制 度の周 知・啓 発 講 演会、パ ンフレ ットの 作成、出 前講座 等を通 じて市 民へ の制度 のPR を推進
市 民 後見 人 の養 成及 び (仮
称 ) 市成 年 後見 セン タ ーの
設 置の検 討
制 度利用 者の増 加に伴 い、第三者 として 後見人 を担っ てい る専門 職後見 人の不
足 が予想 される ことか ら、それ に代わ る第三 者後見 人と して、市 民後見 人の養
成 を検討
成 年後見 市長申 立の活 用 自 ら、及び 親族が 申立を 行うこ とが困 難な方 につい て、い わき市 が成年 後見申
立 を実施
出所)長寿介護課資料
表 4- 9 前期計画期間中の高齢者権利擁護施策の実施状況
平 成 21 年度 平 成 22 年度 平 成 23 年度 (見込 )
高 齢者虐 待に関 する相 談件数 74 件 85 件 81 件
高 齢者虐 待と認 定した 件数 44 件 47 件 44 件
成 年後見 に関す る相談 件数 44 件 31 件 48 件
3.地域密着型サービスの基盤整備
⑴ 地域密着型サービスの基盤目標と日常生活圏域
平成 1 8 年度の介護保険制度改正により創設された地域密着型サービスの基盤整備にあたっ ては、「日常生活圏域」ごとにサービス整備目標を定めることとされています。
この日常生活圏域とは、高齢者が要介護状態となった場合においても、住み慣れた地域の中で 継続して生活ができるよう、相談やサービス利用が完結することを目指した圏域(エリア)であ り、高齢者が日常生活活動を営む地域を考慮して、前々計画において設定したものです。
また、身近な市町村において計画的な整備を進めることを目的に、地域密着型サービスのうち、 施設・ 居住系サービス(地域密着型特別養護老人ホーム、地域密着型特定施設入居者生活介護事 業所、認知症高齢者グループホーム)については、日常生活圏域ごとに定めた整備目標量を超え る場合は、市は事業所の指定を拒否できることとなっています。
⑵ 本市の日常生活圏域設定の考え方
本市の日常生活圏域の考え方としては、行政区や小学校、公民館、支所、地区保健福祉センタ ーなどがあります。
この圏域について、高齢者にとっては、小地域であった方が望ましい反面、小地域になるほど サービス基盤整備が困難になるということが考えられます。また、支所単位とした場合は、中山 間地域などでサービスの確保が難しくなる反面、市街地にサービスが集中してしまうことが考え られます。